様式:枯山水観賞式(準平庭式) 完成:昭和52年12月 作庭者:吉河 功 施工者:高橋一郎、池谷吾一、渡辺建設、ほか
本庭は、赤松と手水鉢を主体とする新感覚の枯山水である。中央の板石上に 手水鉢を据え、その背後と左右に据えられた石組を通して赤松が美しく 眺められる。 左手の軽い土盛り部分の屋形石燈篭は、江戸時代宝永六年開山 墓塔にに献燈されたものである。 右手後方の山形の大石は添石を組んで亀方の蓬莱山に見立てたものである。
「酬恩之庭」の由来 赤松は当山三十世安居太道師が入山の記念に父親から譲られたもので、 「酬恩之庭」という名前には、父親の恩に報いるという意も込められている。