■本尊釈迦如来像
江戸初期の作と推定される木造寄せ木造り、高さ43センチの尊像。
右手のひらをこちらに向ける印相は施無畏印とよばれ、
さまざまな恐れをとりのぞき救ってくださるということを意味する。
左右の羅漢立像は江戸後期文政六年(1823)二十二世麒山道麟禅師のころ、檀信徒、
講社などに寄進された。
関連項目:
■開山像―大栖元「禅師―
大栖元「(だいせいげんちょう)禅師は甲斐源氏一条氏の出身。
開祖道元禅師の遠孫眞翁宗見禅師の弟子にあたる。眞翁宗見禅師は当山の本寺である
竜王慈照寺を開山。大栖禅師と兄弟弟子の天桂禅長禅師は武田信虎の菩提寺大泉寺の
開山である。
関連項目:歴史(甲斐武田氏ゆかりの古刹)、系譜
■十六羅漢
殺賊、または応供不生(おうぐふしょう)と訳す。煩悩の賊を殺し、
天人最高の供養を受けるための十六人の尊者の尊像をいう。
写真は左から、蘇頻陀尊者(そひんだそんじゃ)、跋陀羅尊者(はったらそんじゃ)、
弗多羅尊者(なったらそんじゃ)。
青松院の十六羅漢は、民間の観音信仰が盛んだった文政六年(1823)、
当山二十ニ世住職麒山道麟在住の頃、檀家、信徒などの寄進で造立した。
左は造立の際、讃法具として取りそろえられた県下唯一の法具一式。
関連項目:歴史(十六羅漢)
■釈尊降魔像
スジャーターの捧げた乳がゆで次第に体力を回復した釈尊は、ブッダガヤの
近くのアッサッタ樹(のちの菩提樹)の下に坐り、目的を達するまではこの座を
立たないと決意する。その固い決意に驚いた悪魔たちは、瞑想する太子(釈尊)を
誘惑しようと、妖艶な3人の魔女を遣わし、太子の心を乱そうとするが失敗する。
そこでこんどは暴力で太子を襲うがこれも失敗し、悪魔は退散する。
何事にも動じない崇高なお姿をとらえた降魔像を安居師は、伊豆山のクスノキを
素材に瑩山禅師六百五十回忌に発願し、じつに8年の歳月をかけてこの高さ105センチの
坐像完成した。
関連項目:
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