【心の杖言葉】 苦悩を貫き 歓喜に至れ − Beethoven −
ドイツは哲学の国であるとともに、また音楽の国でもあります。 家庭的な不幸、自身の身体的障害に負けず数々の作品を産みだしたベートーヴェンはドイツ3Bの一人。 その作品は交響曲・室内楽・ピアノ曲など多岐にわたりますが、「月光」は心の闇をはらしてくれるようななんとも沁みこむようなピアノ曲です。 シューベルトの「月に寄せて」、シューマンの「月の夜」などのリートもピアノの表現が魅惑的です。 ホトケさんの世界でも真如の月は古来から悟りの象徴として愛でられています。 指月院、如月院、慧月院などという院号を目にされた方もおられるでしょう。 鎌倉時代、京都高山寺の明恵上人は あかあかや あかあかあかや あかあかや あかあかあかや あかあかや月 と詠んでいます。ZU FREUDE DURCH LEIDEN ! (令和2年4月) |
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