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【心の杖言葉】
少くして学べば 壮にして成すあり
ワカクシテマナベバソウニシテナスアリ
− 言志四録 −
朝に道を聞かば 夕べに死するも可なり ― 道という言葉を手掛かりに
いくつかの言葉を尋ねてきました。私たちは それぞれチャートがあるようであり
チャートがないようでもある人生航路を歩む旅人です。先哲の遺された言葉を灯台の光として航路を進めていくほかありません。
人生航路といえば、人生幸朗さん・・・大阪ミナミを拠点にボヤキ漫才で一世風靡した方です。
流行歌の歌詞にぼやき、世相にぼやき・・・
生きておられたら今の世の中をどのように風刺をし、ボヤかれたでしょうか・・・。
ボヤくといえば、野村克也さん(故人)・・・過日、甲子園球場で追悼試合がありました。
大阪ミナミの繁華街のそばを通る御堂筋。
このストリートは坂本スミ子さん(たそがれの御堂筋)、欧陽菲菲さん(雨の御堂筋)の歌でも全国的に有名になりました。
その御堂筋をさらに下ると南海電車のターミナル難波(ナンバ)駅があります。
比叡山と並び、思想信条、宗旨宗派にかかわらず、生涯一度は訪れるべきだといわれている高野山まで特急がでています。
南海こうや号が出るそのターミナルの向こうには難波球場(公称大阪球場)がありました。
水島新司さんの野球漫画「あぶさん」の舞台になった所です。
鶴岡一人、野村克也、杉浦忠、広瀬叔功、大澤啓二、江本孟紀など錚々たるスター選手を輩出した南海ホークスの本拠地でしたが現在は商業施設。
公称37度といわれた内野スタンドは体感的にはもっと急角度でした。
甲子園球場(阪神)、西宮球場(阪急)、日生球場(近鉄)などはバックネットを越したファウルボールが上からゆっくり落ちてくる感じでしたが難波球場は下から突き刺さってくる感じでした。
そこでは、背番号19番をつけた野村捕手がボヤキか呟きか囁きか・・・わからない・・・いつもぶつぶつ何か言っていました。
監督や評論家になってからはさらにボヤキに磨きがかかったようでした。
京都峰山高校からテスト生で南海に入団。捕手としては世界で初めての三冠王。
立教大学時代からスターだった長嶋選手をひまわりに、自身を月見草に自虐的に譬えたのは有名ですが、人一倍勉強家で生涯学び続けた方でもありました。
佐藤一斎の言志四録に
少くして(わかくして)学べば壮にして成すあり、壮にして学べば老いて衰えず、
老いて学べば死して朽ちず とあります。
少而学 則壮而有為
壮而学 則老而不衰
老而学 則死而不朽
野村克也さん、ノムさんはこの言葉を愛した方でした。
野村語録、野村ノートは今でも選手の間で生きています。
老いて学べば死して朽ちず まさに「復活」です。
(令和3年7月)
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