【心の杖言葉】 辛抱という棒を一本建てよ 忍辱(六波羅蜜) ― 板橋興宗禅師 ―
仏さまの世界では「六」という数字がしばしば出てきます。 六地蔵、六観音、六道輪廻、六文銭、六中観、六根清浄、関西の西国霊場十七番六波羅蜜寺、同十八番の六角堂。 また彼岸の中日を挟む前後六日間には六波羅蜜に思いをはせ、六波羅蜜を修するという意味があります。 六波羅蜜とは六つの善行です。 1. 布施 2. 持戒 3. 忍辱 4. 禅定 5. 精進 6. 智慧 六波羅蜜はそれぞれ単独な徳目ではなくそれぞれが他の徳目と連関性を持ち、大圓鏡智という大きな知恵になっていきます。 辛抱は別の言葉では忍辱(ニンニク)といい、忍ぶ(しのぶ)ことです。 お酒を控える、甘いものを控える、など身近なことから実行できます。
(令和5年9月) |
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